WEBプッシュ通知の仕組みと通知を受け取る方法

WEBプッシュ通知とは、アプリを活用しなくてもプッシュ通知を送ることができる仕組みです。

WEBサイトのみを運営する企業にとっては、それまでアプリでしか実行できなかったプッシュ通知機能を導入できるということで新たなマーケティング手法として注目されています。

今回は、WEBプッシュ通知の仕組みやユーザーが通知を受け取る方法に焦点を当てて解説します。どのような仕組みになっているのかを学習することで、WEBプッシュ通知の特徴やメリットをより深く理解することができるでしょう。

WEBプッシュ通知の仕組み

WEBプッシュ通知の仕組みを理解するためには、WEBプッシュ通知の基本的な構成要素を押さえる必要があります。WEBプッシュ通知はWEBサイト・配信サーバー・ブラウザの3つの要素から成り立っています。
それでは、実際にWEBプッシュ通知が利用できるようになるまでの一連の流れを見ていきます。以下の流れに沿ってユーザーに通知を送るシステムが構成されています。

  1. Java Scriptをサイトに設置する
  2. Java Scriptを通してブラウザからWEBプッシュ通知の許可を取得する
  3. 通知許可を取得後、ブラウザから配信用IDが送られる
  4. Java Scriptが配信用IDを配信サーバーに保存する
  5. 通知許可したユーザーに通知を送ることができる

WEBプッシュ通知はJava Scriptに支えられているといっても過言ではありません。Java Scriptのpush.jsを用いることでユーザーに通知許可を求めるポップアップメニューを表示することができます。

ユーザーが通知を許可するとIDが配信サーバーに送られ、サーバーでの保存が完了すると実際にプッシュ通知できるようになります。またService Workerと呼ばれる機能のおかげで、ユーザーがブラウザを閉じていても通知を送ることができます。

WEBプッシュ通知は、企業の新着情報などのユーザー全体に向けた情報を送信するものであり、ユーザーの個人情報には結びついていません。

そのため、個人情報を特定した使い方はできません。

また、プッシュ通知に記載できるタイトルや内容の紹介文には一定の文字数制限があります。メルマガなどとは異なる仕様になっている点は、WEBプッシュ通知特有の仕組みとして覚えておくと良いでしょう。

WEBプッシュ通知を受け取る方法

WEBプッシュ通知が、どのような仕組みによってユーザーへの通知を可能にするのかについて理解していただいたところで、次はユーザー側の視点に立ち、WEBプッシュ通知の受け取り方について見ていきましょう。

ユーザーがWEBプッシュ通知を受け取る方法はWEBサイトへアクセスして通知許可ボタンをクリックするだけです。

アプリのダウンロードはもちろんのこと、メールアドレスの登録すら必要ないため、ユーザーにかかる手間は極めて少ないといえます。私たち事業者側としては、いままでWEBサイトでどれだけ情報発信しても、PV数が伸びないこともしばしばあったことでしょう。

さまざまなチャネルを増やし、ユーザーとのエンゲージメントを高める努力をしてきた事業者にとって、WEBプッシュの導入は必須といっても過言ではありません。

ユーザーにとっては受動的に有益な情報を獲得できるようになるため、知らなかった方はWEBプッシュ通知を許可してみてください。

WEBプッシュ通知を受け取るメリット

ユーザーの視点から見たWEBプッシュ通知は、非常に価値の高いものといえるでしょう。

なぜなら、ユーザーは通知を許可しておくだけで自分のスマホやPC端末に有益な情報が届くためです。今まで情報収集に利用していたWEB検索やショッピングサイトの閲覧、届いているメルマガを見返すなど、ユーザーには能動的なアクションが求められていました。

一方でWEBプッシュ通知であれば、端末の画面上に通知として情報が届きます。クリックすると、望んでいた情報を閲覧することができます。

もちろん、届いた通知に興味がなければ無視しますよね?普段、スマホアプリから届くプッシュ通知と同じような感覚でお知らせしてくれる大変便利な機能だといえるでしょう。

自分のスマホでも、お得なクーポンやお知らせが届いたらうれしいですよね。それを自社サイトでも実現できるのが、WEBプッシュ通知の大きなメリットです。

まとめ

今回はWEBプッシュ通知の仕組みと受け取り方を中心に説明しました。
WEBプッシュ通知の仕組みの根幹にはJava Scriptが関わっており、スムーズに通知できるようにWEBサイトとブラウザをつなげる橋渡しとしての役割を担っています。

また、ユーザーは簡単にプッシュ通知を受け取る設定ができるため、利用するうえでハードルが低いことも特徴です。

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