iOS16.4からWEBプッシュ通知が利用可能に!

iOS16.4でWEBプッシュが解禁

2023年2月17日(現地時間16日付け)にApple社より、iOS16.4β版(iPadOS16.4β版含む)が開発者向けにリリースされました。

そして、同年3月28日(現地時間27日付け)にiOS16.4がパブリックリリースとなりました。一般ユーザーのデバイスでWEBプッシュが受け取れるようになり、Apple社が提供するスマートデバイスのiOSとiPadOS(OSアップデートに対応可能なデバイスに限る)でWEBプッシュ機能がデフォルトになりました。

iPhoneでのWEBプッシュ通知の挙動は?

iPhoneのWEBプッシュ通知の挙動が非常に気になるところですが、早速試しました。以下画像をご確認ください。

普段みなさんが受け取っているアプリからのプッシュ通知と変わらない見た目ですね。「これがWEBプッシュ?」と思う方もいるかと思いますが、これがWEBプッシュです!

ついに、iPhoneでもWEBプッシュ通知を受け取れるようになりました!!

では次に、WEBプッシュを受け取るために私たちユーザーはどのようにすれば良いでしょうか??

このように、WEBページへアクセスすると、通知許可のダイアログが表示されます。
許可した場合は、以後当該ドメインから発信されるプッシュ通知を受け取れる状態になります。非常に簡単ですね。

改めてにはなりますが、WEBサイトからプッシュ通知を受け取れる画期的な機能です。

みなさんもぜひ通知を許可してみてください。WEBサイト運営者からの最新情報やお得な情報を受け取れるため、いつもより気づきや学びを得られますね。

iPhoneでWEBプッシュを受け取る条件や制約は?

早速、iPhone(iOS)とiPad(iPadOS)で通知を受け取るための条件を見ていきましょう。

SafariでWEBサイトにアクセスする

iPhoneでWEBプッシュ通知を受け取るには、ブラウザの制約があります。

iPhoneユーザーでは言わずと知れた「Safari」でのみ、WEBプッシュ通知が対応されています。ChromeやEdgeなどのブラウザでは、まだWEBプッシュが利用できないようです。

WEBページをホーム画面に追加する

「ホーム画面追加」という言葉にはあまりなじみがない方もいるかと思いますが、実はみなさん普段から経験があるはずです。

スマホアプリをダウンロードすると、ホーム画面にアプリのアイコンが表示されますよね。つまり、スマホアプリと同じようにホーム画面にブックマークとしてWEBサイトのアイコンを置くことが必須条件です。

プレオプトインに対して通知許可をする

プレオプトインとは、ブラウザから表示される通知許可のダイアログを表示させる前に、ユーザーに通知を受け取るか否かを選択させるトリガー機能を指します。
※プレオプトイン例:以下赤枠のようなバナーのような表現(WEBページ上のHTMLコードのカスタマイズ)になります。

ブラウザからのダイアログ表示はモーダルウィンドウで表示されるため、ユーザーはダイアログに対する応答以外の行動(ページ離脱は除く)ができなくなります。

ユーザー目線で考えると、WEBサイトアクセス時に意図せず許可を求められると「Yes」or「No」の判断がつかないことがあります。そのため、ユーザーの意志を尊重したプレオプトインという選択肢を持たせる概念が必須となっているようです。

つまり、ユーザーはWEBサイト上で案内されるプレオプトイン(通知許諾の第一段階)に反応したのちに表示されるブラウザからの通知許諾ダイアログ(第二段階)に対して許可をすると、WEBプッシュ通知が受け取れる状態になります。

スマートデバイスのアプリケーション市場のトップを走ってきたApple社にとって、ユーザーに違和感のなくプッシュ通知できるような体制を整えたかったのだろうと推測できますね。

iOSでWEBプッシュするための準備とは?

ここからは、WEBサイト運営している事業者目線で解説をしていきます。

先の記述の通り、iOSでWEBプッシュを適用するにはいくつか条件があることがわかりました。この必須条件をクリアするために何をすればよいのでしょうか?

iOSでWEBプッシュ通知機能を実装するために必須の要件

  • WEBサイトのPWA化
  • プレオプトインの実装

【条件1】WEBサイトをPWA化する

PWAとは、WEBサイトをアプリのように見せる技術を指します。WEBサイトをPWA化すると、ホーム画面追加したユーザーは、アプリのようにWEBサイトを操作できるようになります。

WEBサイトをPWA化すると、デバイスからスマホアプリと同じように認識・処理されるため、ブラウザのタブとしてアクセスするのではなく、ユニークなアプリとして操作できるようになります。

ちなみに、PWA化はiOSだけでなく、AndroidでもPCでも適用される汎用的な技術です。iOSのWEBプッシュ通知利用にはPWA化が必須であるという理解で良いです。

【条件2】プレオプトインを実装する

先述の通り、プレオプトインを適用させ、2段階許可の状態にしましょう。

上記2つの条件を満たしておくことで、ユーザー側でiOSでWEBプッシュを受け取るための正しい手順を踏んでくれれば、iPhoneとiPadにもWEBプッシュ通知を配信することがで切るようになります。

iOSでもWEBプッシュ通知を受け取るようにしてもらうには?

お気づきの方もいるかと思いますが、iPhoneやiPadでWEBプッシュ通知を受け取ろうとすると、ユーザー側に求めるハードルが高いことがわかります。

WEBプッシュ通知サービスを提供する私たちも、この点を大きな課題として捉えています。

そこで、少しでもiPhoneユーザーのみなさまにWEBプッシュ通知を受け取ってもらいたいと思うので、私たち事業者側にできることはないか?を検討してみました。

順を追って説明していきます。

ホーム画面追加の案内

まずは、SafariでWEBサイトをホーム画面に追加する手順いついてみてみましょう。

iPhoneやiPadではWEBページをホーム画面に追加する機能はもともと存在しますが、この機能自体知らなかった方もいると思います。

そのため、iPhoneでもWEBプッシュ通知を受け取ってもらうためには、ホーム画面追加を促すことが重要です。

例えば、ホーム画面追加の手順を明記したWEBページを用意しておき、ポップアップで誘導したり、ヘッダーやフッターにリンクを設置して、ホーム画面追加を誘導する等があげられます。

ユーザーにとっても、普段からアクセスするWEBサイトをホーム画面に配置して、ショートカットアクセスできたらシンプルにユーザビリティが高い機能なので、違和感を与えることなく誘導できるのではないでしょうか?

補足すると、、、、

実はAndroidでは以下のようにホーム画面追加を促すポップアップバナーが表示されます。これはブレウザが自動的に表示させている親切な機能になっており、PWA化済みのWEBサイトであれば表示されるようです。

これは、AndroidのChromeでの挙動です。Safariでもいち早く実装して欲しい機能ですね。

おそらく、Apple社はユーザビリティを最優先に担保しながら、ユーザーにとってベストな選択を模索しているのだと考えられます。いきなりWEBプッシュ通知の利用を促すように機能を充実化させてしまうと、ユーザーに違和感・不自然さを与えてしまうため、初期フェーズとして「iOS16.4ではWEBプッシュ通知の機能だけを解放した」のだろうと推測しています。

今後、iOSのアップデートで、WEBプッシュ通知機能をよりユーザーに利用してもらいやすいようなアップデートがあることは予想できます。いつになるかはわかりませんが、Apple社はこのままでは済まさずに、次のフェーズへの移行する準備をしていると信じています。

まとめ

iOSのWEBプッシュ通知解禁は、WEBプッシュ業界ではもちろんのこと、IT業界にとって大きな転換点になるのではないでしょうか。

そもそもプッシュ通知は、スマートデバイスのロック画面に表示されるお知らせ的な性質を持ちます。ネイティブアプリへの資金投資という選択しかできなかったこれまでとは違い、私たちはPWAを起点とした新しい選択肢を得たことを意味しています。

iPhoneでもWEBプッシュというコミュニケーションチャネルが増えたことにより、これまで以上にユーザーエンゲージメントを高めるチャンスがあります。私たちシグニティが提供する「PUSH ONE」でWEBプッシュを実現してみませんか。

ぜひこちらまでお問い合わせください。

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