リターゲティング広告ができなくなる今すべきこととは?

リタゲ広告とはユーザーがWEB上で閲覧したコンテンツに関する広告が別のサイトでも表示される仕組みの広告手法です。
ほぼ同じ意味を持つリマケ広告との違いは運営元がYahoo!かGoogleかという点でした。

Googleは2020年1月、サードパーティCookieのサポートについて、2年間の猶予期間を設けたのちに打ち切ることを発表しました。

その後、2023年後半に延期の発表、さらには2024年後半の追加延長となかなかサポート終了のめど立たないようです。それだけニーズの高い価値ある機能であることなのでしょうか。

そんな延期の発表が続くリマケ広告の業界ですが、リマケに代わる別の手法はあるのでしょうか?来る日に向けた早めの準備をしておくに越したことはないですね。

リターゲティング広告廃止の背景

まずはどのようにしてリタゲ広告の廃止が決まったのか見ていきましょう。
廃止には個人情報保護の観点が大きく影響しています。

個人情報保護法の改正

2022年4月に改正個人情報保護法が施行され、Cookieなどの識別子は個人関連情報と定義されました。
そのためデータ取得に本人の同意は必要ないですが、第三者提供により、個人情報と紐づけを行う場合に必要となります。

Cookieの利用規制

Cookieとはサイトに訪れたユーザーの情報を一時的にブラウザに保存する仕組みです。
以前はユーザーに付与したサードパーティーCookieを利用し、リタゲ広告を表示させることができました。

しかし、近年そのサードパーティーCookieが問題視され、規制が厳しくなりましたが厳しくなりました。
要因としては、サイト離脱後のユーザーの行動追跡はプライバシーの侵害につながるという考えからです。

リターゲティング広告廃止に伴う影響

次に廃止がもたらす影響を確認していきましょう。

売上の減少

リタゲ広告は高いコンバージョン率を期待できるユーザーへのアプローチが可能でした。
それができなくなるとコンバージョン獲得が減り、売上に直接的な影響が及ぶと考えられます。

見込客の喪失

リタゲ広告ではサイトを離脱した見込客に再アプローチすることが可能でした。
しかし、リタゲ広告廃止により見込客を追うことが出来ず、最悪の場合、見込客自体を見失う可能性があります。

広告費の圧迫

リタゲ広告はクリック費が安く、広告費を抑えられる手法としても人気があります。
効率よいリタゲができなくなった今、同等の売上を担保するには更なる予算投下が求められます。

リタゲ以外に見込客に再アプローチするには?

リタゲ広告ができなくなると様々な影響が起こることがわかりました。
果たしてぴったりな代替案はあるのでしょうか?

マイクロコンバージョンの強化

マイクロコンバージョンとは成果とするコンバージョンの前段階に設定する仮のコンバージョンを指します。
サイト内にギミックを搭載し、ユーザーに体験させることでより高い印象を与えることができます。
例として以下があげられます。

  • アンケート
  • デモプレイ体験
  • 無料特典プレゼント

プライバシーサンドボックス

プライバシーサンドボックスはユーザーのプライバシーに配慮した新たな手法です。
Cookieを利用して行われたサイトの追跡だけでなく、ユーザーのプライバシーにも配慮した安全かつ最適な広告を届けることを可能にします。

プッシュ通知

プッシュ通知はユーザーの許可を得て自動で通知する機能です。
通知方法としては、アプリとWebサイトの2種類あります。
プッシュ通知は開封率・クリック率が高いため、多くのユーザーに情報を確認してもらえる可能性が高いです。

まとめ

今回はリタゲ広告ができなくなる背景から対応策まで説明しました。

プライバシー問題によりCookie規制が厳格になったことを受け、リタゲ広告廃止が進んでいます。
それにより売上減少や見込客の喪失、広告費の圧迫などが予想されますが、リタゲ広告に代わる見込客への再アプローチは可能です。
マイクロコンバージョンの強化やプライバシーサンドボックス、プッシュ通知の活用が有効的と考えられます。

プッシュ通知に関しては、様々なサービスの中でもWEBプッシュ通知「PUSH ONE」がオススメです。
「PUSH ONE」はアプリを使わなくても、Webサイトで効果的なマーケティングを実現できるサービスです。
見込み顧客獲得だけではなくリピート集客も実現可能になります。

リタゲ広告に代わる新たな対策を進めていきましょう!

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