WEBプッシュとWEB接客の違いとは?目的別の使い方を解説

WEBプッシュとWEB接客はよく比較されており、多くのWEB担当者の方を悩ませています。

結論からいうと、WEBプッシュ通知とWEB接客ツールは全く異なるツールです。WEBプッシュ通知に限らず、ツールを比較検討するうえで重要なのは、目的に沿った使い方ができるツールであるか?を把握することです。

当記事では比較すべきポイントを分けて丁寧に解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

WEBプッシュ通知とWEB接客ツールの違いとは?

WEBプッシュ通知とWEB接客ツールは、できることが大きく異なります。

WEBプッシュ通知はユーザーに対してリマインドや呼びかけをする使い方が基本です。

つまり、WEBサイトを閲覧していないユーザーに対して、目的のWEBページへのアクセスを促すことが主目的です。
そのため、WEBプッシュは多くのユーザーに対してプッシュ通知で情報を届けることに特化したツールと覚えておきましょう。

一方で、WEB接客ツールはユーザーにWEBサイトを快適に利用してもらうことを主目的としたガイドツールというべきでしょう。WEBサイトにアクセスしているユーザーが基本的な対象です。
そのため、WEB接客ツールはユーザビリティ・エンゲージメントの向上を期待するツールであると認識しておくと良いでしょう。

比較される大きな理由は、WEB接客ツールの一部製品でWEBプッシュ通知の機能を提供している製品があるためです。
では、WEBプッシュとWEB接客は何ができるツールなのかを解説していきます。

WEBプッシュ通知にできること

WEBプッシュ通知は、WEBサイトからユーザーのデバイスにプッシュ通知を送ることができるツールです。スマホアプリのプッシュ通知と同じように、WEBサイトからプッシュ通知を配信することができます。
そのため、WEBサイト運営者はユーザーに対して、能動的に目的のWEBページへのアクセスを促すことができます。

例えば、以下のようなことが可能です。

  • ニュースや最新情報のリリース
  • クーポンやキャンペーンのお知らせ
  • 買い忘れや登録し忘れのリマインド
  • 番宣や告知などのPR

事業種別ごとで目的は異なりますが、できることは非常にシンプルでユーザーの端末にプッシュ通知で情報を届けることです。どんな状況でお知らせをしたいのかによって、即時、自動、定期などで通知を送ったり、さまざまな使い方が可能です。

WEBプッシュ通知の最大の強みは、能動的に情報を届けられることです。

ユーザー目線では自分のスマホやタブレットに通知として届くため、好きなタイミングで閲覧できることも強みのひとつといえるでしょう。

WEB接客ツールにできること

WEB接客ツールは、基本的にWEBサイト上で表現可能なガイドツールです。ユーザーにとってメリットになる情報をあらゆる方法で表現できます。

例えば、商品に付いているクーポンなどを利用し忘れている場合にクーポンの使用を促すことや、現在閲覧中のページにどれくらいのユーザーがリアルタイムで閲覧しているかなどを表示することもWEB接客ツールで人気の機能のひとつです。

つまり、WEB接客ツールはユーザーが気になる情報やお得な情報、あったらうれしい補足情報などを適切なタイミングでWEBページ上に表示させ、WEBサイトを有効に利用してもらうための案内役といえます。

また、ユーザーの行動を分析する機能がついているWEB接客ツールも増えているようです。

WEBプッシュとWEB接客の目的別の使い方

アクセス数の上昇やCVRの向上などWEBサイトには様々な課題があります。
ここではウェブサイトを運営する上で大切な要素である「再訪率・PV」「CVR」を目的とした場合どのような効果が期待できるのかについて解説していきます。

WEBプッシュの目的と使い方

WEBプッシュツールを導入した場合、「再訪率・PV」「CVR」を向上させるにはどの様な使いかたをするべきなのか解説していきます。

再訪率・PVを向上させるための使い方

WEBプッシュで再訪率・PVを向上させるためには、ユーザーにとって有益な情報を提供することが重要です。
WEBプッシュ通知の最大の強みはアクセスしていないユーザーにアクションを起こせる点です。
現代は情報が洪水のように押し寄せるのでユーザーは一度使ったウェブサイトを直ぐに忘れてしまいます。
そこで、ユーザーが興味のありそうな情報や有益な情報をプッシュ通知することにより、WEBサイトの再訪率が高まりPVが向上します。

CVRを改善させるための使い方

WEBサイトにとってCVRを向上させることは重要なポイントです。
CVRを向上させるには購入層にいるユーザーの背中を後押しする必要があります。
商品をカートに入れたまま離脱してしまったユーザーにカートに商品が残っていることを通知することで購入の後押しになります。

さらに、欲しい商品が品切れだったユーザーには入荷情報を通知することもできます。
商品やサービスが金銭的な理由で離脱してしまったユーザーにはセール情報やキャンペーンなどを通知することができるなどユーザーに提供する情報をデータに基づいて配信することでCVの障壁になっていた様々な問題を解決することができます。

WEB接客の目的と使い方

WEB接客を導入した場合、「再訪率・PV」「CVR」を向上させるにはどの様な使い方をするべきなのか解説していきます。

再訪率・PVを向上させるための使い方

WEB接客ツールは、WEBサイト利用中のユーザーに対する接客に特化したツールです。
直接的に再訪率やPVを向上させることはできません。WEBサイトに対するユーザーの習熟度を向上させ、間接的な再訪率やPV向上を目指すことが必要です。

大量の商品の中から特定の商品を見つけるための絞り込みの使いかたを案内したり、ユーザーが探している商品から予測をして案内することでWEBサイトが便利であるという認知を広げて再訪率を向上させます。
他にも、WEBサイトを便利に使うためのチュートリアルなどを案内することでWEBサイトの習熟度を向上させる効果が期待でき、WEBサイトの習熟度を向上させることができれば日常的にWEBサイトを利用させることができます。

このようにWEB接客はアクセスしているユーザーに対して行うアプローチなので再訪率やPV向上のための直接的なアプローチには向いていません。

CVRを改善させるための使い方

WEB接客ツールでCVRを向上させるにはユーザーとのコミュニケーションが重要です。
実店舗でスタッフがいる場合と無人の店舗の場合をイメージすると分かりやすくなります。

WEB接客ツールは、欲しい商品がどこにあるか分からない、商品やサービスを購入する際の懸念点などを解消するガイドができるため、CVRの向上を期待することができます。CROの一環でWEB接客ツールを導入するケースも増えてきています。

つまり、WEB接客ツールはWEBサイトにアクセスしたユーザーに対して自然な流れでCVを促すツールとして適しているといえるでしょう。

WEBプッシュとWEB接客のコスト面の違い

WEBプッシュとWEB接客のコスト面を比較していきます。
WEBプッシュツールの料金形態は、配信件数に応じた課金が一般的です。
しかし、PUSH ONEでは配信数無制限のプランをデフォルトでご用意しています。
WEBサイトの月間ユニークユーザー数が5万人の場合、PUSH ONEではおよそ月額25,000円で無制限にWEBプッシュ通知を利用することができます。

WEB接客ツールの場合はWEBサイトのユニークユーザー数に応じて金額が決まることが一般的です。
機能によって異なりますが、ツールによっては別途初期費用がかかる場合があり、高価なツールで初期費用が250万円ほどかかるツールもあります。
ユニークユーザー数が5万人の場合は初期費用と月額50,000円で利用できるものもあります。

まとめ

WEBプッシュとWEB接客は比較されることが多いですが、機能で比較するのは適切ではありません。

WEBプッシュはサイトにアクセスしていないユーザーに対してアプローチを行うことができ、再訪率やPVの向上、CVRの向上やユーザーの教育など使いかたによっては幅広い用途があります。
対してWEB接客ツールは接客に特化したツールなので、WEBサイトにアクセスしたユーザーが快適にWEBサイトを利用できることが主な目的になります。

自社サイトの運用目的に対する現状課題と対策を明確にしたうえで、適切なツール選択ができるように把握しておきましょう。

ユーザーにリマインドやお知らせをすることで、自社サイト運営の課題を解決できる見込みがあれば、WEBプッシュ通知「PUSH ONE」がおすすめです。シンプルなツールですが、使い方次第ではコストを抑えて最大効果を期待できるツールですので、まずは無料体験から始めてみましょう。

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