WEBプッシュ通知をユーザーが受け取るには、サイトを訪れ、通知を許可した場合に限られます。WEBプッシュ通知は顧客の育成やカート落ちの防止、再訪率の改善に効果的な施策です。
「どのようなユーザーが通知を許可しているのか知りたい」「ユーザー層へ効果的な配信内容を知りたい」
本記事はこのような疑問をお持ちの方に向けた記事となっています。
WEBプッシュ通知を許可するユーザー層を「①認知」「②興味・関心」「③比較・検討」「④購入」の段階に分けたマーケティングファネルになぞらえて解説すると共に、ユーザー層別に効果的な配信内容を紹介していきます。
マーケティングファネルとは?
マーケティングファネルとは、ユーザーが認知から購入にいたるまでの購買行動を示しています。
- 消費者はまず商品を認知し、興味や関心を持ちます。
- 興味・関心を持った消費者はネットなどで情報を集めます。
- 情報を集めた消費者は購入を前提に類似商品などをピックアップし、比較・検討を始めます。
- ピックアップした中から性能面やコスト面での比較を行い、割引キャンペーンなどお得な情報や有益な情報などで購入への後押しをされると言った流れで、商品やサービスを購入します。
このように、マーケティングファネルは消費者の購買心理を表しています。
WEBプッシュ通知を許可するユーザーをマーケティングファネルの図に落とし込み、どの様なユーザーが通知を許可しているのか解説します。
WEBプッシュ通知が顧客の育成に効果的な理由
マーケティングファネルでも説明した通り、「①認知」「②興味・関心」「③比較・検討」「④購入」の順番で消費者は購買行動を起こします。
この購買行動を引き上げていくために必要なものは情報です。
メールの場合は埋もれてしまいユーザーに開封してもらえないケースが多いですが、WEBプッシュ通知の場合はメールと比較して高い確率でユーザーに情報を届けることができます。
ユーザーの段階層によって効果的な配信内容は異なります。
通知を許可するユーザーと効果的な配信内容は次の段落で解説します。
通知を許可するユーザー層と効果的な配信内容とは?
通知を許可するユーザー層は大きく4つに分けられます。
- 無意識に許可するユーザー(潜在)
- お得な情報を逃したくないユーザー(顕在、準顕在)
- 有益な情報を受け取りたいユーザー(顕在)
- 最新情報をいち早くキャッチしたいユーザー(顕在)
上記の4つのユーザーが「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」のどの段階に位置するのか、ユーザーの段階に対して効果的な配信内容を解説します。
認知層
認知段階にいるユーザーは無意識に通知を許可するケースが多いです。
商品やサービスの認知はしていますが、ユーザーが課題に気付いていないため商品やサービスの必要性を感じていません。
潜在的なニーズを掘り起こすためには、まずユーザーが抱えている課題に気付くことが重要です。
以下、潜在ニーズの例
- デスクライトが欲しい「それは、なぜ?」
- 明るい机で仕事がしたい「それは、なぜ?」
- 集中できる環境がほしい「それは、なぜ?」
この場合「効率的に仕事をしたい、仕事の質を上げたい」などの根本的なニーズがあります。課題感に問いかけるコンテンツは、潜在ニーズを気づかせるきっかけになりえるため、プッシュ型のアプローチは興味・関心層へ引き上げる効果を期待できます。
興味・関心層
興味・関心段階にいるユーザーはお得な情報を逃したくないため通知を許可します。
この段階にいるユーザーは課題を認識しているため、課題を解決する商品やサービスに関する情報を求めています。アクティブに情報を集めているユーザーなので課題を解決するための情報などを配信することで、比較検討段階に押し上げることができます。
例:お気に入りのカフェで仕事がしたいけれどWi-Fiがないユーザー→ポケットWi-Fiで解決することができます。
上記のように、課題を認識しているユーザーに対して課題を解決するための情報を提供することで興味・関心から比較・検討に引き上げることができます。
比較・検討層
比較・検討段階にいるユーザーは有益な情報を受け取りたいため通知を許可します。
この段階に位置するユーザーは競合他社の商品と金額やサービス・商品の性能などを比較・検討しています。必要な商品やサービスを複数ピックアップしているので、割引キャンペーンなどの有益な情報を配信することで購入層への引き上げ効果が期待できます。
例:ポケットWi-Fiを性能面・価格面から比較しているユーザー→いまなら初期費用無料キャンペーン実施中
上記のように、比較・検討層は複数の商品やサービスを検討しています。
比較内容は性能面と価格面などで比較をしているため、有益な情報を提供することで購入段階へ引き上げることができます。
購入層
購入層は最新情報をいち早くキャッチするためにWEBプッシュ通知を許可します。
この段階に位置するユーザーは今よりもよい類似商品や類似サービスを探しています。もしくは、コスパが良くなる情報や効果に関する情報を求めています。
「コストを抑えることができれば」「使いやすくなれば」などの情報を提供することで、再購入や買い替え需要を捉えることができます。
購入層にいるユーザーはよりよい類似商品や類似サービスを求めているため、効果面やコスト面の情報を提供することで買い替えや再購入などに期待ができます。
まとめ
今回はWEBプッシュの通知許可をするユーザーについて、マーケティングファネルになぞらえて解説してきました。それぞれのフェーズごとで通知許可の意図が異なることをご理解いただけたかと思います。
ただし、WEBプッシュの存在はまだまだ広く知られていないため、自覚なく通知を許可する潜在層が多いと想定されます。一方で意識的に通知を受け取りたいユーザーであっても、一律で通知を許可したオプトインユーザーとなりますので、配信するコンテンツ毎のセグメントが重要です。
弊社が提供するWEBプッシュ通知サービス「PUSH ONE」はセグメント配信が可能で、ユーザー毎にアプローチ方法を変えることができます。WEBサイトのPV向上やCVR改善、主目的を達成できるような使い方をオススメしています。
WEBプッシュをサイトに導入したい方は、お問い合わせフォームからご連絡くださいませ。